「人」と「技術」のシービーエスとして

CBS Top Message

 株式会社シービーエスは1960年に、千代田ビルサービス株式会社の名前で設立、一貫してビルメンテナンス業務を中核として、今日まで事業を拡充してまいりました。
経営資源のひとつと考えられる建物にかかわるサービスを、お客様に満足していただける内容で提供することを使命として、これまで半世紀以上にわたって業務を進めています。

 近年、気候変動に伴う環境の変化や、紛争、感染症などの問題を見据えながら、持続可能な開発・業務を進めていく事が、企業に求められています。弊社におきましても、気候変動を起因とした様々な災害に迅速に対応し、また単なる美観維持ではなく、衛生的な場を作り上げる事で、「安全」な社会の実現に寄与しています。さらにエネルギーの無駄な消費を削減し、適切なエネルギー管理を行うことで、環境負荷低減に努めています。

 シービーエスの設立された当時と比べると、ビルメンテナンス企業の、業務内容やありかたは大きく変化し、進化を続けています。
例えばビルオートメーションシステム(BAS)や、ビルマネジメントシステム(BMS)によって、建物のエネルギー使用状況の見える化、データ蓄積が容易になり、エネルギーの最適化・省エネ・コスト削減に寄与するようになりました。
 センサー技術の進歩により、遠隔監視も可能となり、各機器の「見える化」や使用頻度の「見える化」により、私たちスタッフの業務効率化、数字に基づく適正な仕様の実施が可能となりつつあります。清掃においてはロボット技術の進歩により、活用できる場所が広がり、これからの高齢化社会、人手不足という課題に対して、寄与しはじめています。

 IOTやCloudといった技術はそれをうまく活用する事により、私たちの仕事の効率化・正確性を高め、さらには新しい分野への幅を広げることが可能であることを証明してくれました。今後はさらにAI、モビリティといった技術も加わり、よりよい技術・システムの出現はあとを絶ちません。

 しかしながら、システムの活用だけでは、私たちビルメンテナンス業の本分は、不十分です。労働集約型のサービスにあっては、システムの進歩は確かに業務の効率化を進めていきますが、「人」がもたらす効果は、それ以上に大きいものがあります。
 建物管理においては、未だシステム活用だけでは判断しきれない内容の業務もあり、熟練した技術を有したスタッフの力に頼ることも多々あります。この熟練の技術継承をいかに進めていくかも課題の一つであり、弊社は対面・オンラインの2つの手段を使い分けながら教育・研修を進めるようにしています。
 またビルメンテナンスはサービス業であることを意識した、「挨拶の徹底」「笑顔」といったマナー、ホスピタリティマインドの醸成に力を注いでいます。
何かあったときに、すぐ対応できる、すぐ対応してあげる、「できません。」という言葉の前にちょっと考える、そうした人の対応力は、何よりも安心度を高めるものと考えます。

 シービーエスは、「人のシービーエス、技術のシービーエス」として、人と技術が共に融合し、進化を続けるビルメンテナンス会社をめざしてまいります。

株式会社シービーエス
代表取締役社長
小坂珠実